大学生4人が図書館から希少本を盗むというあらすじだけで観に行って良かった。ネタバレせずに観てもらいたい作品。
自分は今のままなんかじゃない、いつか特別な何かになれるはずという青くて浅はかで自信過剰な気持ちに身に覚えがある人は意外と多いと思う。もちろん自分自身も。
よくある「事件の何年前」という導入から始まり、追想シーンで進む物語。事実に基づく映画は何度も観たことがあるけれど、アメリカン・アニマルズの手法は初めてでやられたなぁ〜の一言。
真実と嘘が入り混じったとしても結果は一つ。それはどう足掻いても変わらない過去。向こう側に飛び越えた先にあったものって何だろう。