このレビューはネタバレを含みます
日本映画専門チャンネル放送分を
録画して鑑賞。
ただ
こういう人がいて
その人の命を500人以上の
ボランティアが支えていたというお話。
多分、そのくらいのスタンスで
観るのが正しいのかと思いました。
障害者の家族が、
身をもって支えるのではなく、
社会やシステムがフォローする。
ただ、それがボランティアなのは
如何なものなのだろうか。
スタッフロールにもありましたが
あくまでもこの時代のお話ですが
現在はどうなっているのか
知識の無い自分にはわからない。
最近、自分の母親が要介護認定を受け
サービスを利用するようになって
いろいろ勉強してる最中ですが
何故デイサービスセンターが乱立し
スタッフの取り合いになってるか
なんとなく解ってきました。
お医者さんの
労働環境に関する法律が変わりましたが
個人的には、
こういうソーシャルワーカーの給与を
もっと高くするようにして
ボランティアに頼ることなく
労働者の充実化を図って欲しい。
金に釣られてってのも問題だけど
やる気搾取国家日本のシステムを
本気で直さないといけない。
「最強のふたり」でも語られた
障害者の性の問題。
シリアスには語られなかったが
当事者には大問題だろうなぁ。
逆にオープンにしてもらう方が
周りの人達は気が楽かも。
当初の医者の見立てより
20年以上も長生きした鹿野さん。
一人では生きられないから
他人の世話になる。
親には自分の人生を生きて欲しいから
介護に縛られて欲しくない。
そして出来上がったチーム鹿野。
鹿野ボラ舐めないでって台詞は
なかなかに胸熱でした。
ただ、素人が医者と相談もせずに
空気の量を調整するのは
結果オーライだけど死んだらどうすんの？
大好きな役者さんの
大泉洋さんと高畑充希さんの共演。
鹿野さんの命懸けのワガママや
美咲ちゃんの等身大の感じの演技が
なかなかに良かったです。
2024-83
