タイトルが秀逸。
いや本当に「こんな夜更けにバナナかよ」だったけど。
冒頭部分からちょっとビックリして(ある意味引いて)
これは実話とはいえ障がい者を貶める映画かと思ったけど全然逆だった。
筋ジストロフィーを患う鹿野はとても自己中。
最初は期せずしてボランティアになった美咲目線で描かれていたので
その我儘が鼻についてしまったけど、話が進むにつれてそれは鹿野の人間的な魅力として輝きだした。
大泉洋の演技がとても暖かくて良い。
障がい者以前に、限られた時間や制約の中で人間としてどう生きるか。
それを見せてくれた映画だったと思う。