眼鏡の錬金術師

機動戦士ガンダムNTの眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

UC0097。ガンダムUCから1年後。

Ζ時代のニュータイプ研究所に収容され、実験体にされていた3人の幼なじみヨナ、リタ、ミシェルがキーパーソン。どういう繋がりかわからんがリタはおそらく実験で死に、3つ目ユニコーンであるフェネクスに思念体として乗り移る形になったっぽい。生き残ったヨナとミシェルはそのリタが乗り移るフェネクスを回収しようというのが大きな目的。
ネオ・ジオンもフェネクスを回収したく、その中心にはフル・フロンタルになり損ねた男ゾルタンがいて、敵対する物語。

もはやフェネクスは神の化身みたいな存在になっていて、一兵器のガンダムとは次元が違うような描かれ方をしている。

キャラは過去作からの登場もあってお祭り感はあるが、主要キャラにあまり魅力が感じられないのは痛い。
ちょっと分かりにくいのは、ヨナって結局オールドタイプってことでいいのかな。

ナラティブもユニコーンとかに比べるとそんなかっこ良くないし、ゾルタンの機体もそうでもなかったかなぁ。

サイコフィールドによって、機体がバラバラになっていくのは強すぎるのでユニコーンが封印されるのも無理もないのかなと。
しかしガンダムUCから続けて見ると、作画のレベルダウンが顕著で少し残念な気持ちになった。
また、UCでの戦争を経てこの先の未来がどうなるのか試される感じだったが、まだ状況は全然良くなってなさそうだったのは少し残念だった。
結果論だけど、これで戦争が続くようならフル・フロンタルの唱えたサイド共栄圏の方が良かったのではというこになってしまう。ミネバにはもう少し頑張って欲しいとこだね。

バナージがジンネマンの船でパイロットをやってたのはファンサービス的な演出だろうけどすごく良かった。