RIO

モンパルナスの灯のRIOのレビュー・感想・評価

モンパルナスの灯(1958年製作の映画)
3.0
アメデオ・モディリアーニは
ベル・エポック時代の寵児

ピカソがキュビズムを創作
モンマルトルでピカソや
ジョルジュ・ブラックと知り合い
セーヌ川南のモンパルナスにジャンヌと
生活を共にしていた

映画にはピカソたちは出てこなかった
ジャンヌはモディリアーニにとって
ミューズ
彼女の肖像画は26点も描いている

モディリアーニは
地中海の港町リヴォルノに生まれる
母親はスピノザの血を引き
モディリアーニはその母親から
ワイルド、ランボーを学んだ

この世に映し出される姿を
多く描き残して

夜の灯りの中に命を消した
朝の方へ向かいながら
夜の中に紛れ込む

生前は殆ど絵を売らなかったみたい

その心の底を垣間見る 
ゴーギャンがそうだったように
絵画はモディリアーニの一部であり
全てでもある

描くことって何なんだ 
芸術家の在り方 
感じたままを描いている
そんなことがことが分かる

美と共存する滅び
悲痛な空想

モンパルナスの夜 
霧に包まれている

暗い光の中で
魂が彷徨う
感じが好きな映画でした
ジェラール・フィリップが美しすぎる
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