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昼下がりのDKのレビュー・感想・評価

昼下がり(2007年製作の映画)
3.0
ベルリン郊外、シャーネレク監督演じるイレネの家族を中心に夏の数日間を描く。
切り返しを排した長回しの会話、足元の印象的な接写、上下が切り取られた固定ショットからシャーネレクらしさが強く感じられるし、余韻を残すようなフレーミングは枠外を強く意識させる。
湖畔沿いの瑞々しい夏を背景に、掴み所のないセリフのやりとりから生まれる家族らの関わり合いから彼らの感情の機微が際立ち、フワッとした心地良さが後に残る作品。
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