Jimmy

密輸空路のJimmyのレビュー・感想・評価

密輸空路(1945年製作の映画)
3.3
ノワール映画に良く出ていたアラン・ラッド主演、ジョン・ファロー監督作だが、なんとなくノワールっぽい映画ではあった。

原題は『カルカッタ』であり、異国情緒たっぷりで多くの人が歩いているような雑然とした場所が舞台。

インドのカルカッタと中国の重慶を飛ぶ飛行機パイロットたちがいる。その中にアラン・ラッドもいるのだが、親友が「婚約したんだ。来週火曜日にパーティするから来てくれ」とアラン・ラッドに言うのだが、その親友は何者かに絞殺されてしまった。
親友を殺されたパイロットが、犯人を突き止めるため、親友の婚約者だった女ヴァージニア(ゲイル・ラッセル)に近づく。このゲイル・ラッセルという女優はなかなかの美人。
そして、アラン・ラッドは会社に休暇をもらって親友の犯人探しをするのだが……。

それなりに面白いサスペンス映画であったが、やや暗闇シーンが多くて、真実をなかなか見せない描写に「おいおい…」という気がした(笑)
原題『カルカッタ』に対して、邦題『密輸空路』は物語の核心に近づけたものになったと思う。
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