アンゲラ・シャーネレク監督の長編3作目。
原題『Mein langsames Leben (=My Slow Life)』
英題『Passing Summer』≒過ぎゆく夏
ベルリン。夏らしい空気感漂うカフェの2人の女性。
弁護士の仕事を得たソフィーがベルリンを離れローマに行くという話を聞いているヴァレリー。
彼女は建築を学んでおり、夏期も旅に出ず、博士論文を仕上げるようだ。
主人公のヴァレリーと周囲の人々の過ぎゆく夏が描かれます。
ソフィー以外の登場人物は・・・
ヴァレリーが間借りしているマリー&アレクサンダー夫妻と娘のクララ。
クララのシッターをしている21歳の可愛らしいマリア(※ジャケ写はマリアの後ろ姿)
マリーの兄トーマスは写真家で最近離婚し、息子ルイスと定期的に会っている。
トーマスの元妻はシャーネレク監督が演じてます。
ヴァレリーの弟はドイツ南部の実家の近くで船の帆を作る会社を経営している。
サルディーニャ島へヴァカンスへ出るマリー夫妻。
結婚が近いマリア。
トーマスと付き合いだすヴァレリー。
そして、ヴァレリーの元に弟から父の重病の手紙が届く・・・
ヴァレリー役のウルシーナ・ラルディがベリーショートがお似合いで魅力的でした。
『Music』にも似たシーンが出てくる、公園の中を歩くヴァレリー、トーマス、マリー夫妻、クララをトラッキングで捉えるロングショットのシーンがとても印象的。