Sankawa7

アースクエイクバードのSankawa7のレビュー・感想・評価

アースクエイクバード(2019年製作の映画)
3.6
Netflixにて
公開時視聴、2度目。
最新作のベケットであまりにも出番が少なかったのでアリシアヴィキャンデル目当てにて再視聴。ストーリーはイマイチだが見所が多すぎて好きな作品だ。

制作スタッフもかなり日本人が参加、クレジットもオープニングから英語日本語併記。
セリフ回しや時代考証、ロケ地選定などが独特でフィルムの色々も70年第ぽい雰囲気。リドリースコット感満開🌹✨

バブルの頃訳ありでスウェーデンから日本に流れてきたルーシー、蕎麦屋で働きながら趣味でカメラを撮るテイジと付き合い初め恋仲に。そこにいかにもアメリカ娘のリリーが入り込んで来る。
三角関係とルーシーに付きまとう死の匂い。独特のタッチで進行する。
サイコサスペンスとクライムサスペンスのハイブリッド作風。

結論的なものを先に見せられるので展開に驚きは無いがどこか市橋事件を思い起こさせる。

特筆すべきはアリシアヴィキャンデルの日本語。ほぼ全編日本語と英語を往来するセリフ回しでぼそぼそ話すところも、大胆なセリフもそつ無くこなす才媛ぶり。

まさかの日本語で「抱いて❗️」👏👏

日本家屋に住み、何故か佐渡の温泉宿で浴衣、なぜか男女のグループで全裸混浴、😅最初に見た頃はアリシアを詳しく知らなかったが一撃でファンになった記憶。
どこか彼女にまとわりつく死の影と死の匂いが堪らない。

意味不明の佐久間良子の登場と事故が最期のオチに繋がる。

EXILEのナオキもナイスキャスト。不気味な役を日本語と流暢な英語で淡々とこなす。確か日本のドラマでも見たが彼の演技の下手さは凄いけど😅
どこかに潜む変態性と狂気性が印象的。

三角関係になるリリーにプレスリーの孫娘のライリー・キーオ、アリシアと対をなすようなアメリカンなブロンドのギラギラ感とエゴの強さ。ほとんど日本語も覚えない図々しさも含めたバランスがおもしろい。

アリシアとベッドシーンで寝た男として、また、パンイチのアリシアと全裸で佐渡の海に突入したナオキは殿堂入り。別作品のジョンデイビッドワシントン、ドーナル・グリーソン、ヘンリーカヴィルらと並ぶ偉業😳❗️
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