MiYA

恋をしましょうのMiYAのレビュー・感想・評価

恋をしましょう(1960年製作の映画)
3.3
マリリン・モンロー34歳のときの作品(死の2年前)。よい感じの年増感と色気がありますね。

有名人である主人公(イヴ・モンタン)がそっくりさんを装ってミュージカルに出演する設定はコメディとしては面白いです。でも、思いを寄せる女優(マリリン・モンロー)に正体を明かせずにジタバタする展開は平凡かな。

イヴ・モンタンは渋い歌声を披露しますが、マリリンの歌とダンスは素人っぽさが抜けず(そこが愛嬌があって良いのですけれど)、ミュージカルとしては見どころが薄いですね。ビング・クロスビーとジーン・ケリーのカメオ出演は楽しいですが。

女優としてのキャリアを模索していたマリリンも、死の直前においても結局最後まで「男に簡単に騙されてる、頭の弱いブロンド美女」を演じるほかなかったのは哀しいですね。

BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。
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