「二つの国に分断されたロンドンで、“影の戦争”を繰り広げるスパイたち。“嘘”で作り出された世界の中で、彼女たちは何を見るのか…」
大好きだったTVアニメシリーズ「プリンセス・プリンシパル」の完結編となる、全6章構成の劇場版第一章。
今年2月の公開前に公式から本編がYoutube配信され、そこからドハマりしたこの「プリンセス・プリンシパル」。やはり何と言っても、その世界観とドライでハードボイルドな作風が好みどストライクだったため、イッキ見してしまいましたね。
今回は劇場版という事もあり大きく変わるかと思いきや、第一章ではTVシリーズの雰囲気をそのままに安定のクオリティで描かれていたので大満足。
シリーズ通して“スパイ”らしいそれぞれの思惑が交錯する難解なストーリー展開、そして重厚な銃撃アクション。
常に頭を使い見ていかなければならない展開が多いですが、その分見入ってしまうので面白さも難しさも紙一重な出来になっています。映画で言うと「ミッション・インポッシブル」に近いかも。新たな何者かによる陰謀が明らかになったりと、TVシリーズよりもシリアスになっていく展開には期待倍増。第二章では、予告からも更に激しい戦いになるかも…?
今回はTVシリーズには無かったアンジェのリボルバーのリロードシーンもあり、銃撃音やカーチェイスもさらに迫力満点に。第二章ではこの点でもレベルアップしそうなので、まだまだこれからが楽しみな作品ですね。
アンジェ役の声優さん、今村彩夏さんの引退から古賀葵さんにバトンタッチされているものの、全く違和感ない演技には脱帽です。あのクールさが受け継がれていて嬉しいですね…!
アニメ好きな方やスパイもの好きな方には、是非一度見て頂きたい作品です!