かしま

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章のかしまのレビュー・感想・評価

4.5
アニメ版放送当時、スチームパンクな世界観と美少女のスパイものという触れ込みで割と話題になっていたプリンセス・プリンシパル。
オムニバス形式の作品は苦手ということもあり当時は食指が伸びなかったのですが、先日映画館へ足を運んだ際に第三章公開壁面ポスターを見かけ、そういえばそんな作品もあったなと気になったため視聴、見事に沼に引きずり込まれてしまいました。

今作は全六章を予定された劇場シリーズの第一作目になります。
第一作目ということもあり導入的な側面を待たせつつ、アンジェたちが生業とする「スパイ」に主題を置いた作品となっていました。
古今東西、嘘つきの末路は後味の悪いものばかりではありますが、スパイに充実感を覚え嘘をつき続けてきたビショップと、嘘をつかなくていい世界のために嘘をつき続けているアンジェ、そしてプリンセス。
同じスパイではありますが明確に違う両者の在り方。そこに光があるのかもしれません。

揺れる王国と共和国、そして今作にて登場した新たな勢力。
チーム白鳩を待ち受けるのは戦火、はたまた断頭台か、それとも……
「Crown Handler」の副題の通り、王位継承に向けアニメシリーズ以上に様々な思惑が交錯していく今シリーズ、必見です。

某戦車アニメ共々頑張れ!アクタス!!
かしま

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