ダンボに続いてアラジンもよい実写化でした。
やっぱりアラジンは曲がすごく好きで、みんなリズムとってたり軽く口ずさんでたりして。なので変なアレンジがほとんどないのが本当によかった。
プリンス・アリのシーンのゴージャスさというかパレード感がすごくわくわくしました。
元の曲は元の曲リスペクトでよかったし、ジャスミンの新曲もすごくよかったです。
キャラクターではジャスミンが特に素晴らしくて完璧でした。気品ある誇り高き生まれながらのプリンセスでした。
ただ、完璧なだけに『アラジン』だけど、ジャスミンにもってかれてる感じはありました。オリジナル曲まで追加されちゃって。
ジャスミンがディズニープリンセスで人気あるのは分かるけど、ちょっとやりすぎかなぁとは。
アブーもラジャーもカーペットも最高にかわいかったです。
アラジンの軽やかな身のこなしをみてて、運動神経いい＝かっこいい！ってなってた小学生のころが思い出されて懐かしい気持ちに。
でもアニメ版の片方だけの口角上げてわらうアラジンとはちょっと雰囲気違いました。結構最初からプリンス感あるアラジン。
映画公開前にアメリカの雑誌とかに載ってたウィル・スミスジーニーがなかなかしっかり人型ででも色はちゃんと再現されててバランスちょっとやだな、もうちょっとむにむにのもくもくのCGでCVウィルスミスでいいのになって思っていたのですが、ふわっと機敏で動きは完璧にジーニーでした。
足元のもくもくも、キラキラも、物を出したり消したりするときの煙も素晴らしかったです。思ったよりムキムキなのは時々気になったけれど、当初不安に思ってたよりはちゃんとむにっとした感じでもありました。でもやっぱりもうちょっとむにっと柔らかそうな感欲しかったです。
ダンボは監督とテーマのマッチが良かったけれど、アラジンはみんなが大好きな原作を壊さないように壊さないように、変に独自のテイストをだしてこない実写化でとてもよかったです。
でも私が思うガイ・リッチーらしさ（落下がスローモーション）もちゃんと出ていてよかったです。
我々が求めてる実写化とはこういうのだよ...。
ただ、ラストはアニメのほうが私は好きでした。
あと、ジャファーの小物感はひどかったです。顔立ちや立ち振る舞いの印象が薄い。
もうちょっと強そうな威厳ある悪意ある怪しい感じがほしかったです。そんな俳優さんハリウッドにいくらでもいそうなのに。え！？勝てるの？この人に？強そうだよ～？感が皆無。
あとはジャスミンのパパもアニメだと結構特徴あるフォルムのかわいい感じなんですがそこ実写ではさっぱりでした。もっとおなかぽんぽこの人がいい。いくらでもいるでしょう。いくらでも特殊メイクCGできるでしょう。
あるシーンで、カーペットが砂あそびしていて砂でシンデレラ城を作って完成後に砂をアーチ状にまいてたのがとてもよかったです。
あれ、実写アラジンのオープニングのディズニーのマークにしてほしかったくらいに。
最近予告でしかシンデレラ城マークのアレンジしないですよね。残念。
日英両字幕ともなし。
ウィル・スミスジーニーにも山ちゃんのジーニー絶対合うだろうなぁ。
吹替えもみます。
Dolby Cinemaで。
（2019/05/24 映画館で。AMC Theatres）
