もりや

アラジンのもりやのネタバレレビュー・内容・結末

アラジン(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

山寺宏一のジーニーを見たかったので吹替で。要所要所でアレンジが加えられていたのだけど、斬新でいいアレンジもあれば、原作を知っていれば物足りないなっていう部分もありました。特にジーニーの自由に関する設定には賛否両論があるかもしれません。でも、ジーニーの最後のシーンはわかっていてもウルっと来るものがありました。

アラジンは自身の正体を偽って王女ジャスミンに近づきますが、反面本当の自分の姿を偽っていることに苦悩します。嘘をついて自分をよく見せても、どこか苦しいし虚しさが残り続けるってことがこの映画で一番刺さったというか再認識した点でした。嘘を隠し通すだけでなく、友達との約束をないがしろにしてさらなる欲の追求をしようとするところに根が優しくて純粋なアラジンの人間らしいところが出てて好きです。

この映画の特に好きなシーンはジーニーがアラジンに自身の魔法を披露するところです。映像表現にディズニーの本気を感じられます。吹替の山寺宏一さんの軽快な歌も相まって本当に見ていて愉快でワクワクして、一番印象に残りました!
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