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アラジンのsouのネタバレレビュー・内容・結末

アラジン(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

最近のディズニーアニメ実写化ラッシュの中でもいい方かなと思います。
舞台がインドだから歌って踊ってがめちゃくちゃ映え、エンディングもインド映画っぽくみんな(ジャファー以外)で踊って〆てます。
エキゾチックさと華のある映像がマッチしているのとアニメのコミカルすぎる表現をいい感じに実写でアレンジしていて良かったです。
(ただホールニューワールドはニューワールド感が無くて夜空のお散歩って感じでスケール小さくなってました…。)
アブーと仲良しな絨毯が可愛すぎ。ジーニーとチェスやってるシーン好きだったので入れて欲しかったです。

アラジン役はほぼ無名の俳優さんだからこそ先入観なく見れたのが大きいです。笑った時の爽やかさがアラジン!って感じ。
ただヒロインであるジャスミンのキャラの強さに食われてる感じがしました。

ジャスミンがジャファーの気をそらせるためにキスするシーンはカットされて王を継ぐ意志を持った力強いプリンセスになっています。
衛兵に連れ出されるシーンでオリジナルの歌を熱唱するよりそのまま衛兵長の心に訴えかけるシーン出した方がカリスマ性とテンポの良さが出て良かったんじゃないかと感じました。メッセージ性出し過ぎてアラジンが霞んでしまう…。曲そのものはメロディもキャッチーでよかったです。
最後は新たな王になったジャスミンが法を変えてアラジンと結婚するのは時代の変化を感じますがいい終わり方だと思いました。

肝心のジーニーの面白さは若干抑え気味で、歌にお得意のヒップホップ入れたりウィルスミスっぽさが強いけどクスッとするシーンが何度もあって、声もウィルスミスに合わせて少し低くしてる山ちゃんが凄いなと感じました。
アリ王子のお通りのシーンはかなり好きです。
実写化の時期が早ければロビンウィリアムズがやったりしたのかぁとか考えます。
ジーニーにパートナーが出来るのはいいけど最後人間になっちゃうのは「うん…」となりました。
超越した能力を持ち人間に使役された魔人のジーニーとその主人となった人間の青年アラジンの友情が好きだったので魔人のまま自由を得て種別を超えた愛も得たジーニーの姿が見たかったかなーと感じました。

あとジャファーイケメンじゃん…良かったなぁ…。イアーゴも天才ベニコンゴウって感じだったなぁ…。
映像技術の進歩ゆえかCGを使ったアクションシーンが多用され、ビュンビュン絨毯で飛び回る印象が強いです。終盤とかなんか凄いことなってました。
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