シュバルス

アラジンのシュバルスのネタバレレビュー・内容・結末

アラジン(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

なにこれ
全然面白く無かった。。
昔観たアニメの評価高すぎて実写のハードル高くしすぎた。
正直アレンジの枠を超えた改悪に見える。
↓改悪に感じたところ
①ジーニーがイケメンすぎる態度。
主人のアラジンに対して常に上から目線。
俺に触るなーとか船場吉兆の女将状態のボソボソ声での指示とか。
ご主人に向かって坊やとしか呼ばない。
せめてアラジンって呼べや!!
②人間になりたいジーニー
お前一万年生きた割にそれかい。
てかそれってジーニーのキャラ設定にかなり大きな影響あり過ぎやろ。
てか一言チープ。
人間になりたいって言っちゃってるし、それ言ったら冒頭の流れがネタバレにしかならんだろう。
③ランプ擦らないと願いが叶えられない。
その設定何?
ジーニーに直接言えば良いやん。
映画スタッフ、アニメ見てなんか勘違いしてないか?
願いの契約書みたいなのもあったし生きてんのか死んでんのか分からん設定。
④友達かどうか異様に説明し過ぎ。
誰に命令されたかとか、本当のボスはあいつかとか、友達だから簡単な願いを聞くとか友達じゃないとか、なんかもう関係値を説明しようとし過ぎなんだよ。
④あの侍女なんすか。
いやオリジナルキャラクターが悪いわけじゃないけど、アラジンとジャスミンのラブストーリーが見たいんだよね。
そこをもうちっと描いてからにしてもらえませんかね。
しかも最初から全開でベタ惚れモードだし、ジーニー人間化に向けての当て馬キャラでしかない。
扉閉めてイエス!とか劇中一番のサブイボ立ったシーン。
お前はホームアローンか。しかも二回。
⑤ジャファーがイメージ違いすぎ。
あれもはやオリジナルキャラクターだろ。
元スリだったとか刑務所いたとかムカついた奴を殺人もしてるし普通に考えてそんなやつ大臣になれるかい。
⑥盗みをしても掴まらければ大丈夫を良いセリフ風に言うな!
普通に最低なセリフやないかい。

ここまでがアラジン実写化の設定で腑に落ちないところ。

ここから感情的に嫌なとこ
①俺は最高の友達!って〆るな。魔法無くしたジーニーでも好きだよって言う描写入れてよ。
②スタッフロール流石にキャストのトップでウィルスミス載るのはどうなんだよ。
アラジンの主人公はアラジンじゃねーのか。
そりゃアラジンの影薄くなるわ。
③猿以外の虎とオウムの影が薄い。
猿は良かったがもっと虎とオウムしっかり描かないと。ディズニーなんだしジーニー以外のキャラもっとしっかり描いて欲しかった。
④王になりたいジャスミン。
姫が王とか市民の事もっと考えろや。
自分があの国の住人じゃなくて良かった。
てかその設定いるか?
王が最後法律変えれば良いだけやろ。
⑤ジャムのくだりほんとクソ寒い。
引っ張るのも意味不明。
最後ジャムのワード出るだけで不快になった。
あれは現場のノリなのか?
ウィルスミスがこれ面白いから引っ張ろうぜ!とか言ったんじゃないだろうな。
⑥アラジンが雪国に送られるシーン。
原作のダイナミック感は再現難しいのか?
だとしても瞬間移動は味気ない。
全く理解出来ないんだけどなんで魔法の絨毯はあの場所解ったん?
⑦アリ王子の国の場所くらいそれこそ魔法でマインドコントロールしておけよ。
王子って認識はするって言うてたやろ。
あ、地図の上にキャラが乗るってのをやりたかっただけか。


総評
いつか青塗りしたウィルスミスに見えなくなってジーニーに見えると思ったけど徹頭徹尾ウィルスミスだった。
まぁ寄せる気もなさそうだったけど。
ラストバトルも原作再現に程遠いし話というか場面に起伏が無さすぎて正直欠伸が止まらんかった。
駄作とまでは言わんが傑作には程遠い。
ディズニー実写映画のハードルは間違いなく下がった。
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