実写化に伴う変更部分にも違和感はなく(オリジナルに愛着はあれど)、自由や、自分らしさを大切にすることといった映画のテーマはそのまま大切に引き継がれ、描かれていました。
重要なのは歌で、オリジナル(アニメ)版のサウンドトラックを聴き慣れた耳には非常にテンポがゆっくりに感じてられてしまったんだけど…気のせいかしらん?。
魔法の絨毯で世界を巡るときの疾走感とか、やっぱりオリジナル版にはかなわないのかなあとちょっと思ったり。
でも歌ってる役者さんたち、さすがの配役で声質はとてもいいし、実写版のサウンドトラックを聴き込んだらこういうアレンジもありかなと思えてきそう。
ジーニー役のウィル・スミスもとても雰囲気を出していたけれど、コミカルさはオリジナル版のロビン・ウィリアスには(私的には)どうしてもかなわなくて、でもそれは仕方がないこととも思う。ウイル・スミスのジーニーに最初に触れた子供たちにとってはきっと彼こそがジーニーになるのでしょう。そういうものだと思います。
実写化に伴い書き下ろされたジャスミン姫の楽曲がまた良かったです。
今の風潮にあわせて解釈を変え、それにあった曲を作り上げるディズニーの潔さ、好きかも…。
そして何より、ジャスミン姫が、美しかったです。眼福。