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七つの会議のayellowbirdのレビュー・感想・評価

七つの会議(2018年製作の映画)
3.8
試写会行きました!
池井戸潤の同名小説を、野村萬斎主演で映画化!
中堅メーカー・東京建電の営業1課で万年係長の八角民夫は、いわゆる“ぐうたら社員”。トップセールスマンで、八角より年下の課長・坂戸からは、その怠けぶりを叱責され、営業部長・北川が進める結果主義の方針の下、部員たちが必死で働く中、八角は飄々とした毎日を送っていた。そんなある日、社内でパワハラ騒動が起こり、坂戸が異動処分に。坂戸に代わって万年二番手に甘んじてきた原島が新たに課長に就任するが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた…。

豪華キャスト共演で、見応えのある作品! ストーリーの進展とともに、八角が“ぐうたら社員”になった経緯と今、会社で起こっていること、そして過去行われてきたことが次第に明らかに。そして、池井戸作品のテーマでもある組織と個人、善と悪のコントラストが浮き彫りになる。“日本は侍の国だから…” 昨年明るみに出たゴーン会長の逮捕劇を見ると、必ずしも日本人が犯罪を起こしやすいわけではないと思うが、日本企業がこれまで滅私奉公型の人材を重用してきたことも事実で、八角のひと言が、妙に心に突き刺さった。
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