前作で和解を果たしたので、ヒト対うさぎの凄絶な戦いという魅力はスポイルされたものの、ヒトに与える人的被害と言う意味ではこちらも壮絶。まァこんだけ悪事をはたらくならば、それを原作とした絵本はヒットするわなあと言わざるを得なくなる。
うさぎらしさと擬人化された挙動のバランスがとても良く、やることはえげつなくともその一挙手一投足はとかく可愛い。『現実にもいそう・ありそう』という塩梅は最近の動物系映画では一番かも。
それと、今回は創作と商業の板挟みで色々身につまされるものがあったりして面白い。流石に極端すぎるけど、あぁいうことって往々にしてあるんだろうなあ。
尤も、『うちのうさぎはこんなことしません!』をその後ほとんどやらせていて笑った笑った。
前作ほどのパンチはないのだけど、かわいらしさとえげつなさの同居具合がツボにはまって大変たのしめました。
おさとうって怖いですね。