りー

マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!のりーのレビュー・感想・評価

3.9
私の敬愛する、ビートルズやストーンズ、フー、マリアンヌ、ツイッギーなど、スウィンギング・ロンドンを代表するスターの若かりし頃の輝かしい姿がたくさん観られて嬉しかったです!当時の雰囲気を味わえる選曲も最高。
後追い世代の私にとっては心の底からの憧れですが、リアルタイムを過ごした当事者からしたらまさに酸いも甘いも噛み分けて来たのですね。階級制度、ドラッグ、根深い問題も多くあったんだと改めて感じました。
個人的に言うと、ブライアン・ジョーンズ贔屓なので、スターダムにのし上がって光を見て、そこから転げ落ちていく様が60年代の文化の興隆〜時代の終わりと重なって、余計悲しく思いました。そう考えると、今なおステージに立ち続けるポールやミック、キースたちは本当に恐ろしいですね!(褒め言葉)
マイケル・ケイン、若い頃ももちろんかっこいいのですが、素敵にお年を召されてますね。過去と現在、両方の姿が映し出されるので、より一層魅力的でした。
終盤、ストーンズのYou Can't Always Get What You Wantをバックしたマイケル・ケインのナレーションとジョンの言葉は必見です。
最近、ビートルズのGET BACK、ゴダール×ストーンズのワン・プラス・ワン、ラストナイト・イン・ソーホーを観て、60年代のイギリスにたくさん触れました。素敵な時代です。そして、やっぱり大好きな国です。
りー

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