つるみん

ワイルド・スピード/スーパーコンボのつるみんのレビュー・感想・評価

3.8
文句のつけようがないもん。
完璧であろうが完璧じゃなかろうが、これは完璧なんだろうね。『ワイルドスピード』のスピンオフとして本作が作られた事には感謝するが、もはやワイスピではない。むしろ『GIジョー』とかそっち路線の話になってくる。まあそれもそのはずで、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムに敵う生身の敵はいない訳であって、人造人間でやっと話が成立するレベル。特にドウェイン・ジョンソンなんて義足にされたり巨大怪獣達と闘ったりとハンデキャップの多い中でのアクション大変だろうね。「人間」は彼に勝てないからね。

その主人公2人を同じ画面で観れるだけで幸せな事なのだが、それぞれ闘い方が違うから観ていて本当に楽しい。パワーとスピード。こんなの男の子全員好きじゃん。また真反対なキャラクターの性格も観ていて面白い。ここに来てやっとワイスピである意味が出てくるくらい(笑)
イドリス・エルバも良かった、ただ彼はそんなもんじゃない。

あとヒロインのヴァネッサ・カービーも良かった。『フォールアウト』ではそれ程アクション描写に力を入れてなかったが、今回はゴリゴリ。なかなかスピード感もあって良かった。そこはさすが『アトミック・ブロンド』を作ったデビッド・リーチといったところか。そういえばデビッド・リーチだからこそ出来た、おまけも付いてくる。おまけがおまけじゃないんだけどね(笑)

それから今回池袋のIMAXレーザーにて鑑賞したのだが、言葉を失うスクリーンの大きさ。これは映画館に行くだけでも楽しめるという最高のエンタメ空間。たぶん語彙力失って「やば」しか言ってなかったはず。
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