これは心揺さぶられた。
鬱々とした毎日を送っていた彼らが手に入れたピストル。
何も持たない彼らにとって、それは相当な自信になっただろう。
これで世界は変わる、と。
しかし、そこからの急転直下な展開はあまりにもせつなく、アメリカンニューシネマを観た後の感傷が押し寄せて来たとは言い過ぎだろうか。
演者も素晴らしかった。
バラエティで見てたYOSHIはあまり好きじゃなかったけど、この映画で彼のファンになってしまった。
演じていない風でちゃんと演じてる。
だけどそれは、脇を固めた役者のおかげだと思う。
菅田将暉も仲野太賀も上手に演技を抑えて、YOSHIをたてていた。
これはいい映画だった。