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天使のたまごのZUSHIOのレビュー・感想・評価

天使のたまご(1985年製作の映画)
3.8
押井守の描くタルコフスキー映画という感じ。
ただ、タルコフスキーは抽象的でありながらも、意外と物語の力で見せるところがあるんだけれど、この『天使のたまご』はあまりにも、メタファー優先で物語性というドライブを全捨てしているので、イキったサブカル好きの好事家しか楽しめないような気がする。
としても、前衛芸術映画として割りきって観るなら、確かに美しい。
1985年当時、これを劇場で観た人たちのリアクションが観てみたい。
「あなたは誰?」→こっちのセリフだよ!と思った人多数だったのでは?
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