あーさー

パス・オーバーのあーさーのレビュー・感想・評価

パス・オーバー(2018年製作の映画)
3.4
青年2人の会話はテンポよく軽快でノリでユーモラスだが、なんとなく楽しめる程度である。鬱屈した日常をどうにかしたい、というのは伝わってくるが、自分自身がアメリカの社会的背景をよく知らないため、言わんとしてることをいまいち感じ取れない。舞台作品の映像化で実際に観客もいるので、セリフや状況に対する反応に緊張感があり良かったが、そのあたりも社会的背景を知らないと観客の気持ちをなかなか理解しづらい部分はある。この作品は、戯曲「ゴドーを待ちながら」のオマージュでもあるとのことで、そちらは日本でも度々舞台化されているようだ。それなら理解しやすいと思うので一度はぜひ舞台を観てみたい。
あーさー

あーさー