このレビューはネタバレを含みます
とにかく美しい画と演出、バケモノ級の役者さんたちの演技が光っていた。
設定は奇抜なもののストーリーはそこまでハラハラする展開ではなかった。けれど、とにかく美しさを追求した豪華なセットと画作りへのこだわりにエンターテイメントを感じた。蜷川実花さんの世界が好きだったら間違いなく楽しめるはず!
役者陣としては、藤原竜也さん、窪田正孝さん、本郷奏多さんが特に迫力がすごかった。真矢みきさん率いる元宝塚軍団は麗しく、足の開き方から帽子やマントの扱いまでイケメン感が溢れすぎていた。玉城ティナさんはひたすら可愛い。
また、デルモニコの蜷川幸雄さんも絵画や回想シーン(演じていた井手らっきょさんの再現率がすごすぎた)として出ていて、藤原竜也さんや小栗旬さんが出ていた蜷川幸雄作品を見たことがあったので納得にハマったキャスティングだった。
有名な役者さんでも出番が少ない方もだいぶいて、ちょっとだけもったいなかった気もした。