キツネとタユタム

レッド・ノーティスのキツネとタユタムのレビュー・感想・評価

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)
3.5
クレオパトラの3つの卵の盗んでお金儲けしたい大泥棒達とそれを捕まえたい警察とのだましあいのお話。

アクションあり、驚きの展開もあり、軽快なコメディもあり、楽しい気持ちで最後まで観れる娯楽作品。
主演を務める3人が好きであれば観る価値あり。3人がわちゃわちゃと楽しそうにしているだけで心がほっこりする。

この映画を楽しくしている立役者はライアン・レイノルズ。彼がいなかったら最後まで見れなかったかもしれない。
割と真面目なドウェイン・ジョンソンに、彼のお得意の突っ込みと早口まくしたてギャグを連発してくれるので、ほんとに観ていて楽しい。
お色気担当みたいな形で出てくるガル・ガドットも素晴らしい。今までは良い人の印象が強かったので、悪女役を楽しく演じているのを観てるだけでこちらも嬉しい気持ちになる。
ドウェイン・ジョンソンの安心感もとても良い。時折みせる感情豊かな表情が好き。

キャラクターありきというか、役者の演技ありきで作られてて、ストーリーや構成は妥協点って感じなんだけど、バランスはとても良いのかなと思う。
2が出たら観たいなという気持ちにはなっているので成功はしている気がする。

心を軽くして2時間楽しい気持ちになりたい人におすすめ。ちなみにカメラ酔いしそうな序盤のレイノルズ逃亡シーンだけちょっといただけない。
キツネとタユタム

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