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記者たち~衝撃と畏怖の真実~のopokoのレビュー・感想・評価

3.5
2024/06/06視聴、U-NEXT

事実に基づく&大好きな新聞記者が主役の作品。

イラク開戦をめぐる「大量破壊兵器」捏造問題を報道した新聞記者の姿を追う話。

監督、製作、出演してるロブ・ライナー知らなかったけど、「スタンドバイミーの監督なんですね。
本作、クリントイーストウッド監督、製作、主演のような位置づけに似てる。
本作で、ロブ・ライナーは主役ではないが、新聞記者魂、新聞記者の鏡のようなキャップ役。いいとこ取りだよ~。

主役の一人ウォーレン記者役のジェームズ・マースデン、どこかで観たことあると思ったら、X-MENのサイクロップスだった。

新聞記者の映画が好きな理由は、今のところ悪い記者っていない(観た作品の中では)、確証のある正しい情報を伝えるという使命感がストーリの芯になっているところで、本作もそれ。

作品としては、誠実に事実を伝えているんだろうが、特に盛り上がりもなく91分はあっという間に終わってしまったのは肩透かしにあった感じ。

とはいえ、本作、全国区のニューヨーク・タイムズの誤報(といっても政府発表だろうけど)に対して、地道な取材で地方紙ができるやり方で記事を打っていくところは本当に背筋が伸びる。

政治家の実際の映像が使われているのも臨場感を感じることができた。
しかし・・・この誤報はイラク侵攻の為だったのかと思うと、なんともやりきれない。

しかし、記者と同様にイラク侵攻に志願した青年や、ベトナム戦争に出兵したギャロウェイの愛国心は尊い。
感情があちことに行ってしまう。
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