NYタイムズやワシントンポストの足元にも及ばない、小さなニュース配信会社のナイト・リッダー。イラク戦争開戦の理由に大義がないことを徹底した取材で追及する記者と彼らを支えるデスクも大したもんだが、それができるのは、証言する政府内部の少数の良心があったからだろう。
日本の官僚にこういう人はいないのか。
主役の妻役のミラ・ジョボビッチがいい感じでおばさんになってて素敵だった。
夫と妻の会話
「ニューヨーク・タイムズが来てないよ。」
「やめたわ。」
「どうして?」
「プロパガンダだから。」
そのNYタイムズは、イラク戦争の嘘を無批判に報道したことを、のちに読者に謝罪した。
嘘ばっかり垂れ流し、謝る気もさらさらない日本の新聞社には、ナイト・リッダーになれという前に(まあ無理だし)、とりあえずNYタイムズを見習えといいたい。