恥ずかしながら今まで存在を知らなかった。これほどまでにアメリカ司法を前に進めた人物がいたなんて…!
映画では、性差別に関する様々な訴訟に対応していくギンズバーグを描いている。僕は男性だから1975年のワインバーガー対ワイゼンフェルド訴訟に惹かれた。
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若くして妻を亡くしたワイゼンフェルドは、自治体にひとり親支援の受給を訴えるが受理されず。なぜなら、当時の受給対象は「母親」のみだったから。夫に先立たれた主婦は保障を受けられるのに「主夫」は対象外。この訴訟で勝訴したギンズバーグはこう述べる。「性差別は万人を傷つけるものだ」と。