サンドラ

魂のゆくえのサンドラのネタバレレビュー・内容・結末

魂のゆくえ(2017年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

いやー、なかなかにハードな内容。終始静かな映像で派手さは決してないんだけど、常軌を逸している感じとかそもそも環境問題っていうテーマもそうだし、だんだんと心が蝕まれていく様子、自爆とか自傷とか、重いし常人ではなかなか理解できない展開。もともとトラー牧師が備えていた繊細で純粋な部分がマイケルに触発されて発露したかたちなのかな。それにしてもこういうのを観てしまうとやっぱり人って脆いと思わざるを得ない。終盤はもうほぼほぼ狂ってて、バリ線身体に巻き付けてるのとか宗教的な意味は差し置いてシラス(ダヴィンチコード。当時ちょっとトラウマレベルの衝撃映像で忘れられない)やん😭って割と引いてしまった。ラストのメアリーとのは、結局なんなん?いや、惹かれあってたのはわかるけども、ね。…愛が救い、ってことなのかなぁ。
(追記)色んなレビューとかを見てたら、ラストは自殺する寸前のトラーの妄想なんじゃないか、っていう説があって、結構惹かれた。アバンダントライフ教会の人が鍵が掛かって入れなかった部屋にメアリーが入れるのがまず不思議であり、トラーは彼女に救いを求めていた。最後にその姿が(幻として)見えて魂が解放されたのでは、っていう内容。入り口に関しては別の入り口があったかもしれないとは思う。あとは、最後メアリーはエルンストって呼んでたけど、たしかトラーがメアリーに自分のファーストネームまで言ったシーンは無かったような。これももちろんどこかに載ってれば分かり得ることだけど。どっちが正解っていうのはないけど、ラストの唐突な違和感を考えると、結局トラーは自殺した説も考えられるなと思った。
サンドラ

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