ご機嫌な黄色

ランガスタラムのご機嫌な黄色のレビュー・感想・評価

ランガスタラム(2018年製作の映画)
4.0
一つひとよの生き血をすすり
二つ不埒な悪行三昧
悪人ヒョコヒョコ三ヒョコヒョコ
しかけてころして日が暮れて
橋の欄干腰降ろし
遥か向うを眺むれば
この世はツラいことばかり
片手にニワトリ鎌を持ち、チッティチッティ何処行くの

って、チッティは仕事人ではなく仕事人に依頼をする話でもなく、桃太郎も不在

2018年本国封切り
インド映画&チャランくん需要の高まりで日本語字幕😆

恋愛、カースト、政治、サスペンス、バイオレンスアクション、市井の細やかな描写、歌って踊って全部入りなのでハイカロリーなのは確か

のさばる悪をなんとする
耳をすませた奴は誰
恋に生きるはせつなすぎ
カネカネカネの世の中で泣くのは弱いものばかり

墓場で王を演じる狂人は朗誦する
「そこのお前、よく見ておくがいい、悪逆の王と怨霊どもが踊るこの舞台(ランガスタラム)」
革人形を操るは何ものか?

チャランくんの繊細な芝居とキレの良いダンスを堪能出来ます
脚本も、主人公が難聴であるという設定とそれを活かしきった運びが素晴らしくよく出来ていると思う
楽しい恋愛パートすらくすんだ色調でどこか哀しい
重い作品です

まずはこれまで、ならならかしこ。
ご機嫌な黄色

ご機嫌な黄色