ご機嫌な黄色

ボブ・マーリー:ONE LOVEのご機嫌な黄色のレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.8
音楽より思想面でのアイコンイメージも強いが
分断の今に彼の唱えるメッセージは必聴
改めて歌詞を読むと、ラスタファリ以外にもかなりダイレクトな政治性の強さを感じました

かなり短い期間を描くので伝記には到らず、
音楽に浸る作品かと
楽曲は勿論かかり通し、更にナイヤビンギも聴けて嬉しい😊🪘🎵
芝居重視じゃないメイン以外のキャスティングにはガチ感あります

もう成功している時点から描かれるので、
彼の考えを育んできた環境や若い日々は断片的回想シーンのみ
なんで強くそう思うの😃?な根幹が今作だけでは分かり難い
(私は強ファンでも識者でもないので語れませんが💦)
夫婦喧嘩は唐突に感じるし、裏切りも、大病の罹患さえも苦悩を共感させるようなものには私は思いませんでした
なのであまり深くエモれる感じではなかったですね
一方、
そこに物足りなさは覚えつつ、
拝まれるアイコンですから、
かえって心情をベラベラ喋らなくて良かったのかもしれないなとも
その時々に彼が何を思っていたのかは、
彼の心と家族や信者らのそれぞれの心にあるに留めておきましょう
ドラマチックに改変したボヘプとは違いますね
ファンタジックな歌ウマエガートンや、憑依型エルビスとも違う
細やかなオーダーに応えた芝居だと感じました
誠実な作品とも言えますかね
シックで大人っぽいです
ラスタファリや彼への理解度が、そのまま映画の解像度となる気もしますね(私は低い方です💦)
ただ、繰り返される幼い自分と父のイメージのシーンにラスタは関係なく、
普遍的な渇望と安堵であったと思いました
(そこも全力ラスタだとしたら、識者の解説楽しみです😊)

初日109シネマズのSAIONシアターは熱心なファンが多かった感じ😅
エグゼクティブシートどセンターにド素人が陣取ってスミマセンでした💦
ベン=アディルの歌声も素敵でしたよ😊
ご機嫌な黄色

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