m

ランガスタラムのmのネタバレレビュー・内容・結末

ランガスタラム(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

期待通りエネルギッシュなダンスと音楽が楽しかった。でも楽しいだけじゃないところがより好き。予告では陽気なダンスが目立つから大団円をイメージしていたけどスッキリする終わり方ではなかった。
主人公チッティの明るくて純粋かつ短期で粗野なキャラクターがいい。耳が聞こえないことを神様からの贈り物と捉えてる前向きさが好き。ラーマラクシュミにメロメロで周りが見えなくなってるところも可愛い。表情豊かなラームチャランがとにかく可愛い!!
他の映画にも言えることだけどインドの歴史、神話、文化を知ってる人はより楽しいだろうと思った。逆に言うとインドのことをよく知らないと観ていて分からない部分も多い。パンフレットの解説を読んでそういうことか!と思う部分が多かった。知識の浅い自分には拾えない要素が多くて、本当はもっと楽しむ余地のある映画なんだと思うと悔しい。
ダンスと歌、チッティの恋模様、アクション等エンターテイメント要素と当時(今も?)の社会問題が詰まっていてなかなか濃い3時間弱だった。座りすぎてお尻は痛かったけど飽きることはなかった。
この映画のメインテーマではないけど当時の女性の扱い、ナチュラルな女性蔑視にモヤっとしたことを忘れずにいたいと思った。
m

m