昨今の任侠斜陽時代を反映する内容ではなく、些か全時代的な内容…いや、設定が平成になって数年の頃の話だからそれで良いんですが、もはや、色んな意味でリアルタイムでヤクザものを見る事はできないのだな、と改めて感慨に耽りました。
話は前作からの続き。ていうか、これも同じく前回の内容はいい塩梅でうろ覚え！松坂桃李の刑事は、前回豚小屋で覚醒した様な、そんな記憶があります！そんな感じ。
それより、今回の本当の主役は鈴木亮平ですね。西郷どんからヤクザまで、変幻自在
の役作りは専売特許みたいなもんでしょうが、今回の役所はTOKYO TRIBEで、メラを演じてたことを思い出しました。
実は私がみた上映回で、隣に結構な年配のお母さんが3人も居ました。結構なゴアシーンにも悲鳴上げる事なく、黙って最後まで見届けて帰っていきました。結局、何が目当てだったんやろ…
内容はオーソドックスではあり、東映ヤクザ映画の王道を堪能したければ満足いく展開かとは思います。
怖い人目白押しの映画ですが、思い返せば、中村梅雀が演じた定年前の刑事より、「妻役」を演じた宮崎美子が最も怖かったな…
◯ベストシーン…鈴木亮平が出てるところ
