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search/サーチのPのネタバレレビュー・内容・結末

search/サーチ(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!とんとんテンポ良く話が進むんだけど、ほとんど全てのシーンが伏線になってて、後半は、あぁーっ!の連続だった。計算されたストーリーって感じで、好みだった。
短時間で登場人物のキャラの説明がなされているのが良い。例えば、娘へのメッセージに長文の恨みつらみを書き連ねかける様な粘着質な父親。しかしその執念深さが事件の解決に繋がった。また犯人の母親、息子が小さい頃にしでかした失敗を、全て親の私が肯定して引き受けたよのっていうハートフルストーリーが、事件の結末への伏線になっていたとは…。
その前の、母ちゃんの娘の友達ファイルの中にあった、「娘のことを好きな子」っていうメモ書きが、実は事件に大いに関係していたとは…。また、友達がいない娘の事を好きだった数少ない同級生が犯人だったという皮肉…。
葬儀屋が秒で葬儀のセールスのメール送ってきたシーンは笑ってしまった。また、娘のフェイズブックのパスワードを再登録して開けるシーンは、あ、こんな簡単にいけちゃうんだな…と思って少々ゾッとした。
PCの画面で何見てるかとか、視聴履歴とか、マウスやタイピング中の逡巡する動きとか、そういうので結構心情が伝わってくるなと思って、そういう試み自体もとても面白かった。
ユーキャストで見知らぬ人に自分の気持ちを語って、それで心の平穏を得るなんて、あまりにも寂しい。。
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