りなみーる

search/サーチのりなみーるのネタバレレビュー・内容・結末

search/サーチ(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

《忘却防止記録》
◾︎視聴経緯
娘が寝てから旦那と夜中の映画鑑賞。

◾︎要約(ネタバレあり)
仲の良い父母娘の3人家族。母(パメラ)を病で亡くし、父(デイビット・キム)は母の話を避けるようになる。母の話をしたい娘とのすれ違いから関わりが浅くなった父子の話。
学友等周囲との関係が希薄な娘(マーゴット)が突然音信不通になり、デイビットは警察に捜索願を出す。担当の女性捜査官(ヴィック)と共にデイビットは娘を探そうとするが、交友関係すら把握していない為、娘が利用していた複数のSNSを一から辿り、虱潰しにコンタクトをとっていく。
マーゴットが利用するSNSでは、小学生の時からマーゴットに好意を抱いているヴィック捜査官の息子(ロバート)が別人になりすまし、マーゴットの心を開いていた。
ロバートはマーゴットを尾行し、人目につかない場所でSNS上での嘘を明かそうとするが、不意なことから渓谷へと突き落としてしまう。
ヴィック捜査官は息子を罪から守る為、マーゴットの捜査主任に自ら立候補して捜査を錯乱させ、マーゴットは亡くなったと結論付ける。
しかし、いくつかの不可解な点を怪しんだデイビットによりヴィック捜査官は連行され、また、渓谷に突き落とされたマーゴットも無事見つかり生還した。
娘の大切さ、また、娘の思いを痛感し、生還後は会話の中に母の話を織り交ぜ、良き親子関係を築いていった。

◾︎感想
父のデイビット視点で、PC画面を織り交ぜたスタイルの描写だった。
娘とのコミュニケーションの取り方を暗中模索している感じや、娘が見つからない焦り、周囲へ広がる疑いの目等が、演技や、PC画面にて文章を打っては消去する描写からよく見て取れ、良かった。
この作品を視聴して、子供が自分のことを話したい親でありたいと強く思った。
学校でのこと、友人のこと、感じたこと等、ひとつひとつが何かを考える時の種になることを理解し、子供の変化に対して敏感でありたい。
しかし、あまり過保護過ぎるのも考えもので、下手をするとヴィック捜査官のような母親になりそうな気もする。
『気付く』『守る』はもちろんだが『良し』『悪し』を共に考え歩める関係性を築いていきたい。
りなみーる

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