ネット社会の現代を風刺した見事な作品。
「何か忘れてないか?」
全ての映像がPCの画面上で展開するにもかかわらず、飽きることなく観れました。
"ママが帰ってくる!"
"削除"
最初に主人公の家族の記録を、PC画面で当事者みたいな感覚で見ていくけど、PCのキーボード操作の仕方とか、メールに打ち込む文字を選んでいたりするあたりで心情を表現していたり、お母さんが病気で亡くなるあたりで完全につかみはオッケー状態でしたね。
"友達の定義は?"
基本的には、ある日突然失踪した娘を不慣れなSNSをたどって探しだす父親の姿が描かれていますが、あくまでもPC画面での展開であるがゆえに、リアルなところが見えないっていうところも上手く利用してあったりして、とにかくおもしろかった。
"誘拐事件発生"
「カメラを止めるな!」に似て、独創的アイデアを最大限に活かした脚本に、有名な俳優が使われていないのにみんなハマり役だし、ていうかむしろ良い意味で親近感がもてる役者さん揃い。
"画像検索"
生配信のSNSを使う父親の映像が笑えるけど、そんなとこにもヒントが出てたりする。