せらりん

真実のせらりんのレビュー・感想・評価

真実(2019年製作の映画)
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是枝監督作品の好きなところは、
「人は皆、表の顔を持ちながら、それぞれ"家族"の存在に翻弄されながら生きる」というコンテクストの上でストーリーが進むところ。
舞台が海外になっても、そのことを違和感なく描ける点も素晴らしい。

例えおもちゃのカメラであっても、レンズを向けられると女優の顔になってしまうほど、大女優としての人生が身体に染み付いたファビエンヌ。
そんな彼女も娘の母であり、誰かの娘であるということを、台詞にせずとも匂わせてしまうカトリーヌ・ドヌーヴ。
自身に重ねる部分が少なからずあったのだろうか、、
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