おらが春

GODZILLA 星を喰う者のおらが春のネタバレレビュー・内容・結末

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

賛否別れるのもだいぶ分かるけど、個人的には好きだった。「なんか凄いもの観ちゃったな...」という感じ。

なんと言ってもギドラの怖さよ。それまでの国産のそれともハリウッドのそれとも違う、クトゥルフ神話のような怖さ。観測データが狂いまくって、最後には自分の生死すら分からなくなる展開にはまじでゾッとした。
あとやっぱりモスラ出てきたね。シルエットだけだけど、一応姿がみれたのは嬉しい。
ただ登場時の怖さに対して、だいぶあっさりやられてたような印象がある。ただもっと殴り合いするとしてどうしようもないよな...という気もする。

それにしてもメトフィエス、やっぱりギドラ側だったか...
弱みへのつけ込み方が本当に上手すぎる。本当に敬虔な宗教家なのがまたキャラクターとして良いし、数学的帰結として神を信じているというスタンスが珍しくて好き。
メトフィエスが気付かせたものとフツアの価値観が最後のハルオの特攻に繋がったと思うと複雑な気持ちになる。

欲を言えばもっと怪獣バトルを見たかった感はあるし、主軸は人間ドラマにあった気がしていまいち「これじゃない...??」感があったのはあった。
それでも結構楽しかった。また見返したい。
おらが春

おらが春