2016年11月26日、ブラジル1部リーグに所属するサッカークラブ、シャペコエンセの選手や首脳陣を乗せた航空機が墜落し、搭乗者77人中71人が死亡した「ラミア航空2933便墜落事故」と、その後の復活を描いたドキュメンタリー。
えげつなくリアルな感情に、涙無くしては観られない。
事故から2年も経っておらず、まだまだ復活の道半ばであること。
美談にすれば聞こえはいいが、裏では当然のように様々な問題を今でも抱えていること。
ブラジルにおいてサッカークラブが、その街の人々の人生と強く繋がっていること。
想像を絶する悲劇に直面して、復活を目指す人達の前にゴロゴロと転がる歪な困難も細部までしっかりと描いた、素晴らしいドキュメンタリー。