ブラジルのサッカークラブチーム、シャペコエンセの選手、関係者を乗せた飛行機の墜落事故の悲劇とその後の復活を描いたドキュメンタリー。
2016年、搭乗者77人中71人が亡くなったラミア航空2933便墜落事故。
生還した選手３人と遺族、再建された選手陣、チームのスタッフ、綺麗事だけではない互いの立場や想いの齟齬が各々の視点から丁寧に描かれる。
不安と絶望、チームへの非難、困難や葛藤に立ち向かう姿勢、人と人との繋がり、悲しみを乗り越えた先に見えるもの…生身の感情に心を激しく揺れ動かされ、目頭が熱くなる。
半ば強制的で「〜すべき」といった表現方法は好まないのだが、W杯で盛り上がる中、今観るべき映画だと思う。
シャペコの街全体がどこかでこのチームと繋がっている。
シャペコエンセとその選手陣への敬意を払う素晴らしい作品でした。
バモ・バモ・シャペ！
