てつ

町田くんの世界のてつのレビュー・感想・評価

町田くんの世界(2019年製作の映画)
4.6
俳優陣がやたら豪華(笑)
前田敦子さんが女子高校生役でかなり無理してると思いきや、テラーとして脇役に徹していましたので、全然アリだな、と思い直しました。
こんな殺伐とした世の中にあって、他人のことがどうしても放っておけない町田くんの行動は、少し不思議に感じたものの実は大切なことだな、と気付かされました。
途中から出てきた岩田剛典さんと高畑充希さん、最初気づかなかった!「植物図鑑」じゃないですか!なんて嫌なヤツと思いましたが、それも「フリ」なんですよね‥(監督違うけど)
関水さん、町田くんを好きになる様子がとても清々しくてキュン死します。
顔の表情の出し方で、演技力の高い方なんだとすぐに理解できました!

せっかくいい話でありましたのに、最後急にドタバタしましたね。
ラストの風船のくだりは必要でしたか?(笑)池松さんはじめ、いろんな人の人生を動かしてしまった彼。
それぞれが役割を持っていてハマっていました。
町田くんのこの特異な性格は、幼い頃
の事故(結果無事だった)のせいなのかもしれない、というエピソードが挟まれました。個人的には、あのシーンをもう少し長く回して、前半に持ってきていてほしかったです。
意味深な印象を与えるには少し弱かったし、何よりあの場所に関わらせていただいていたことからも(おっとこれ以上はry)、強調したい部分ではないですか(にやり)。
そんなこんなで、大満足の作品でした。
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