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ザ・ゴールドフィンチのogのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

子供時代のテオとボリスの演技が素晴らしかった。ボリスのほうは『ストレンジャー・シングス』とリブート版の『IT』でおなじみの彼で、何もしていなくても存在感ビンビンですげーって思いました。
全体的に間延びしてた印象はあったけど、ふたりが再会してからの展開は気持ちよかった。テオがずっと可哀想だったからそこのカタルシスも含めて。関係性が美しくて胸がいっぱいになった。ゴールドフィンチの絵を「お前の鳥」って言ってくれるの、そうだけどそうじゃないけどそうなんだよねウンウンわかるわかる。
「悪から生まれる善もある」ってセリフがあったけど、テオとボリス以外にも言えるよな。修理屋のおっさんも、アンティーク家具の継ぎ接ぎで贋作つくっちゃってるけどめちゃくちゃ懐の深い人なんだよね。テオの父親はまあ、悪やね…
初恋の子にあの本を渡さないことにしたときのテオの心情はとても言葉にできない。多くを語らず演技と画で伝えてくるシャレた映画。
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