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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~のOMGのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

原作未読、アニメ本編は全部見して観ました。

3年生達が卒業して新1年生が入ってきて、かなり癖強で手強い子たちが沢山いて色味が多彩で良かったです。先輩が多い環境や自分より劣ってるのに振り向いてくれない所など壁を作っちゃう人たちが多くて、最初はどうまとめるの!?と思いましたが一つ一つ丁寧に描いていました。もちろんTVシリーズに比べたら尺もあるし納得いかない部分もあると思いますが、シリーズを観ていれば「このキャラはこんな性格だからこういう思いがあるよね」って言うのは分かるんじゃないかなと思いました。

そして、なんと言っても今回は夏紀と優子が裏主人公なんじゃないかと言ってもいいくらいドラマがありました。夏紀は2年の最初、まったく部活やる気なかったけど副部長やるくらい真剣に向き合ってたし、優子も2年の時に比べて段違いに部長らしさが出ていました。でもコンクールにかおり先輩が来た時は前みたいに抱きついてたし、人間らしさが出てて良いなと思いました。
本番前の優子が夏紀に「副部長、ありがとう」と一礼した後、夏紀が本気で照れてる所は神シーンでした。その後、全国行けないとなった時も優子が泣いてるのを夏紀がなだめて、それを後ろから撮って声を入らないようにしていて悲しさが何倍も強く伝わってきました。そして部員の前では強くあり続ける優子は本当に素晴らしい部長でした。

TVシリーズでは、コンクール府大会は少カット、全国は丸々カットされ関西大会だけはフルで演奏シーンを流していました。今作も関西大会をフルで聴けて、特にリズと青い鳥は映画も観ていたので、みぞれと希美のパートも意味が込められてて素晴らしかったです。

2024年から始まる久美子3年生編も楽しみです。
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