でら

ビューティフル・ボーイのでらのレビュー・感想・評価

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
3.2
足りない愛は愛情でしか満たせないという事がよくわかる。
今のこんな自分は嫌い?って言う息子のSOSをもっと早く気づいてやれたら…と思う。
大好きな父親に失望されてしまった事が、失望されたと息子に思わせてしまった事が始まりだったんじゃないかな。深く愛しているからこそ起きてしまう。
大好きなお父さんにずっとそばに居て欲しかった、お父さんが、自分を認めてさえくれたらそれでよかったはずなのに。
小さな子どもにとって、いくら言葉で愛していると伝えても、そばに居て抱きしめてやらないと、離れていかれたことへのトラウマが永遠に残ってしまう。
どれだけ薬の多幸感に頼っても満たされない。本当の幸せを満たしてやれるのは大好きな父親しかいなかった。
息子が拒絶しようとも、どうにか愛する息子へ手を伸ばし続けて、信じて、受け入れてやるしか助けてやる方法はないんだよな。
どんな事をしても誇りに思ってほしい。大好きな人にそう思ってもらえたらきっと救われる。
子どもにとって親に、大事な誰かに自分を信じてもらえてるって一番の事なんだよな。
やっぱり子どもは褒めて伸ばしてやらないとだめ


それはそうととにかくティモシーシャラメが美しくて美しいです…
でら

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