まるで漫画の実写化に失敗したかのような非常につまらない駄作。
見た目は普通の少女なのに怪力などの超人的な能力を使えるという、いわゆる特殊能力もののアクション映画。
百歩譲って20年前ならまだしも、マーベル全盛期の現在では観る価値は無い。
マーベル映画もただアクションが迫力があるから観られているのではなく、ストーリーに込められているドラマが心に響くからファンが多いのだ。
今作は特にそのようなドラマも無いのでだらだらと長いだけである。
千歩譲ってアクションだけを楽しむとしても、アクションも微妙なところである。
演出でコンクリートの壁が簡単に砕けたりするものの、主人公はアクションに特化した俳優というわけではなさそうなので迫力に欠ける。
例えば真田広之並みの動きができるなら話は別だがそういうわけではない。
特殊能力に関しても、拳銃が宙を舞ったりするだけで、ちょろっとしか登場しない。
