烏丸メヰ

The Witch/魔女の烏丸メヰのレビュー・感想・評価

The Witch/魔女(2018年製作の映画)
3.5
続編が公開との事で一作めを鑑賞。
私の大好きな『謗法』のキャラクターを演じたチョ・ミンスさんが出演なさってて嬉しい驚き!


“超能力”というモチーフを扱いながら、一切安っぽさのない大人向けのSFバイオレンスアクションである完成度にまず拍手。

主人公をはじめ、家族や親友など味方は勿論、影のありそうな敵の登場人物にまで個性があり、しかもそこまでの掘り下げがなされなくてもキャラクターとして魅力的。
牧場で暮らす女子高生の等身大の日常パートも、陰惨な流血と暴力に妥協のないバイオレンスパートもそれぞれに際立っていて、それらが切り替わった時不思議なくらい置いてきぼりにされない独特の没入感を経験した。
特に、コメディリリーフ的な立ち回りの主人公の親友が、日常も、バイオレンスシーンにおいてもかなり存在感を放っていて良いキャラクターだった。

世界観を強く匂わせ理解させるオープニングから入るのも◎。
どんでん返しはそんな所(実はこういう機関にいた過去でした!とか)にはないよ、という見せ方にも感じられ、観ていて納得。

ラストで示唆される事が今後展開に関わってくるのか?
シリーズの広がりを予感させる終わり方にも期待が高まる!

(新・感染でも姉妹のおばあちゃんが食べてたけど、ゆで卵って韓国では日本で言う冷凍みかん的な存在なのかな?列車のおとも?)
烏丸メヰ

烏丸メヰ