いまだ他の追随を許さないクライムアクション
「新しき世界」を観てから
この監督の作品に魅了されたままなんですが、
今回は全く違う材料を
どういう調理法を以て魅せてくれるのか
期待値は上がりに上がり、#のむコレ へ。
ある施設で特殊な教育のもと育てられた
少女ジャユン。
そこから逃亡したところから
始まるストーリーなんですが、
いちばん言いたいのは主人公ジャユンを
演じたキム・ダミの演技力。
あれがなければ、
作品ごと持たなかったであろう‥。
残念ながら。
まず前半、観客はかなり焦らされるんです。
で、ヒット・ガールきたーー！シーンを皮切りに
記憶を取り戻してからのジャユンが
引っ張る後半で、アガる準備をしていたところ‥
これがまたフクザツで。
ご丁寧で親切な台詞説明に転じられては
満足できない‥。
そしてジャユンの同胞たち殺人鬼のステレオタイプ感‥。
バックグラウンドも何も描かれていないから
野暮ったさだけがやたら浮き彫りに。
そういう風に洗脳されてきたのかも知れないけど
あそこが殺り合う理由もなくてよかったし、
なんなら結束してくれて
キメキメなアクション見せてくれてもよかった。
続編作るなら尚更。
って、続編作るにしても
今のところすべて解決しましたよね、
という心許なさでいっぱいですが
もしかしたら、あらぬ展開で
次作ではアガれる‥のかな？
#のむコレ
