愛がなんだのあつおのネタバレレビュー・内容・結末

愛って何だろうを考える映画。
恋は盲目とはよく言うが、片思いをしているとその相手以外見えなくなり、全てがどうでも良くなるのはよくある話。主人公のテルコは偶然であったマモルに夢中になる。マモルが自分をぞんざいに扱おうと、他の異性と遭おうと、マモルと会うことだけに執着する。マモルからの着信を待ち、そのためなら会社に平気で残業し、入浴中でもすぐに駆けつける。そんな執着性を持つのが恋なのだろうか。マモルを求め続けた先に何があるのか。テルコはマモルと一緒になりたいのか、それともマモル自身になりたいのか。視聴者は嫌悪感を抱きながらも物語は進行していく。最終的に明確な結論が出る映画ではないが、多くの人がこのような執着心を一部は持っているのではないか。しかし、何か一つに依存するのは危険なこと。自分自身を保つために、支えてくれる人を持つためにも、多くのコミュニティ、趣味を持ちたいと思った。