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愛がなんだのSiのネタバレレビュー・内容・結末

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

この作品を見て、自分の傷を抉った。自分と好きな人を重ねていた。私もただ彼のそばに張り付いていたいだけ。私だけじゃなく他の人も誰もがマモちゃんで誰もがテルちゃん。そして、誰もが葉子で誰もが仲原くんの気持ちを持っている。だからなのかとてもリアルで、深夜に真剣に好きな人とのことを友達と話していた昔を思い出した。

私の中では、仲原くんの「幸せになりたいんだなぁ」となんだかんだ一番きてる。
私はそばにいつまでもいれるだけで幸せなんだ。呼ばれて、それに対応はしたいけど、それは自己満足なんだ。仲原くんと同じ。

どんな関係でも好きな人から離れられない人は苦しいだろう。夜の公園で1人缶ビールを飲んで、吸わないのに好きだった人と同じ銘柄の煙草を買うぐらい余韻が離れない。そんな素敵な映画に出会った。
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